シャボニカ日記帳

ただの日記です

『夜の女たち』観劇記録

9/17(土)マチネ公演観劇。

 

初別都市、初KAAT。

会場すっごく綺麗で椅子もふこふこ。2時間40分(休憩有)だったけどお尻も背中も全く疲れませんでした。先週福コネで腰いわしてた身には沁みた…

会場にレストラン併設されててご飯に迷ったらここで食べれば解決。至れり尽くせり。

 

以下あらすじ

 

戦後すぐの大阪、釜ヶ崎。「日没後、この付近で停立または徘徊する女性は闇の女と認め、検挙する場合があります」と札が立っている。大和田房子は焼け出された後、病気の子を抱えて困窮していた。夫は戦地からまだ帰っておらず、両親や妹・夏子は終戦を迎えたものの消息不明になっている。姑や義理の妹・久美子と同居しながら、着物を売り払ってなんとか暮らしている。そこに届いたある知らせに絶望する房子。その後、ダンサーとなった夏子と偶然再会する。房子、夏子、久美子、3人の女たちの壮絶な人生と、凄まじい生命力を描いた人間ドラマ。

 

まず生バンドと歌に圧巻された。M01の歌い出しで鳥肌ぶわぁなった。やっぱり生観劇は最高ですね…

あとミュージカルなだけあって音楽が途切れない。基本的にBGMはほとんど止まらないで喋りながら歌に入ったりする。お芝居しながら歌いながらお芝居する。凄い。

朗らかな曲調なのに重かったり、リプライズが多かったり、歌とセリフの区別が曖昧だったり、そのちぐはぐさがまた作品を面白くさせてたのかなぁと思います。

あと曲の話でいくと下手側の楽器がすごい好きだった。

 

 

戦後間もない時代のどん底の大阪。どろどろしてずんと重い空気だけどそれでもギラギラした熱を持った思いを捨ててない女たち。カロリー消費が激しいけどずっっと観ていたくなる。ラストシーンは暗いけど決意がこもっていて、これからの3人の生きる道が凛としたものなような気がした。

 

モノトーンのセットと対比したようなカラフルな衣装。最初はモンペを着てた房子も久美子もニュールックの衣装に身を纏っていた。でもそれは夜の女に身を落としたから。純潔を脱ぎ捨てたから。そう考えると重い気持ちになる。

 

ところで私がこれ観に行った1番の理由ってよしくん出てるからなんですけど、5ヶ月振りのよしくん最高でした。男性が少ない分声がよく聞こえるし、ネームレスが多いので出番も多い。警察官だったり町の住人だったり監視人だったり。個人的に好きなのは監視人で、「いや金取るんかい」の台詞は秀逸でしたね…

お話が重い分基本的に仏頂面だったけどダンスシーンでニッコニコの笑顔のよしくん見れて心が浄化されました……推しと推しのダンスは万病に効く……

ターン1回+ジャンプで下手にはけてったときは変な声出るかと思った。

上からミラーボール降りてきた時(おっファラオか?)って思ってしまったのは反省。

 

ラスト、圧巻なんだけど登場シーン完全に新宝島だよねあれ。絶対そう。みんな思ったはず。

あと狩ちゃんいませんでした?