シャボニカ日記帳

ただの日記です

『戦争と人形』観劇記録

花鳥風月《秋》22日と26日を観劇。

 

初雑遊。検索したらキャパ100ってあったけど実際もっとちったく見えた。つまりどこにいてもよく見えるよく聞こえる。

上下どっちに推しが来るか分からなかったからとりあえずセンター安牌と思って座ってました。

ただ最前列は背もたれがなくて己の背筋と戦うことになるので注意。

 

オケかかってたけどぬるっと来ないでください!!!!!!!!

 

2人が出てきて互い違いに置かれた椅子に座って始まるリーディング。

戦争中のどこかで人間と人形が会話する。人の心を無くした人間と人形。人形には心が宿ると人間は言う。人間は「君は君」と言うが人形は「僕は君」と言う。席が入れ替わると人間と人形も入れ替わる。

片方は「僕は人形だ」と言う。もう片方は「人形には心があるが君にはない、つまり君は人間だ」と言う。

どっちが何で誰なのか分からない目まぐるしさで脳みそぐわんぐわんしながら見てました。

 

最前列で見たので手の震えとかいろんな仕草とかよく見えてよかったです。

ただ急に笑われると刺さるからほんまにだめ、心臓に悪い。

 

公演終わって思い返してみて、人形に喋らせていることが本心なのか、はたまた自分が喋っていることが本心なのか分からなくて腹話術師の闇を感じた…役者が2名いるけど実際は1人と1体が鏡前で繰り広げているので闇がとっても深い。ありがとう。

 

1回目と2回目で人形役の方が違って、それに伴ってなかやまさんのアプローチも全然違って面白かった。1回目は普通のターンだったけど2回目はハイトーンだったりとか。ただ母上がちらちらしてたので高音はやめてほしすぎた…

 

腹話術師が人形になった時の告白?シーン、殺せないですぅから一転して淡々と羅列していくのでめちゃ怖最高でした。

役柄が心を失った人間なので、所々再ウスを彷彿とさせて繭期経由沼入りオタクは心の中で血の涙を流してました。沢山の星が輝く三日月の夜(ニュアンス)とかもうそれじゃん……君僕僕君してるじゃん……

 

とにかく2度見て2度美味い演目でした。またいつか近くでお芝居拝見したいなぁ